集合住宅で暮らしている人にとって、切っても切れない子供の足音。
注意したことで大きなトラブルになってしまった事例も多くあります。
今回は、実際にあった子供の足音が原因で起こったトラブルをご紹介します。
もしかしたら自分も体験するかも…
そうならないための対策もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
子供の足音でのトラブル事例6選
では子供の足音でのトラブル事例6つをみていきましょう。
逆切れされた
●中古のマンションに住む主婦で子供は一人。
ある日下の階から「子供の足音がうるさい!」と苦情がきてしまいました。
子供には走らないよう注意してきましたが、下の階にも子供がいるしお互いさまではと言ったらなんと逆切れ!
下の階の子供も夜の遅い時間に30分以上も泣いていたり、激しく飛び降りたりして音を出しているのに!
自分のことは棚に上げて上の階だけうるさいと言ってくることにカチンときました。
その場では謝りましたが、納得がいかないです。
マンションは集合住宅なので、気をつけていても音が響いてしまいますよね。
特にファミリーマンションなんて静かなほうが珍しいです(笑)
マンションに住むということは、足音だけでなく生活音などの騒音が常にあるものだと理解するしかないですね。
脅迫めいた貼り紙
●マンションに住む若い夫婦。赤ちゃんが一人。
マンションに引っ越してしばらく経ったある日、いきなりドアに脅迫めいた張り紙を貼られました。
その後も「足音がうるさい!」とドアを叩かれて、子供がまだ赤ちゃんだということを説明しても「嘘をつくな!」と言われてしまいました。
ほぼ毎日のようにドアを蹴られる、ポストに脅迫状を入れられるなど嫌がらせが…。
このままずっと続くのかと怖くなってしまい引っ越しせざるを得ない状態に。
せっかく引っ越してきたのに残念です。
下の階の住人に子供がいるかどうかにもよりますが、子供がいない家庭からすると上階からの子供の足音はたまったものではないですね。
だからと言って、いきなりドアに脅迫状が貼られたらビックリです!
これから先何をされるかわからないので怖いですね(汗
天井をつつかれた
●マンション住まいで、子供は未就学児2人。
大きなマンションに引っ越してきてすぐに階下の住人から苦情が。
防音対策としてコルクカーペットを敷き、子供には家の中で静かにするように伝えて注意してきました。
それでも子供の足音が響くようで、ちょっとでも音を立てたら下から棒で「ドンッ!」と天井をつついたり、扉に卵を投げつけられたりと嫌がらせが…
あまりにもつつく音が大きいので、子供もおびえるほどに。
トラブルを何とかしたく管理組合も含めて話し合いをしましたが、苦情や嫌がらせがさらにエスカレートしてしまい逆効果。
しまいには周りの家も巻き込んでのトラブルに発展してしまいました。
未就学児の子供2人だと、下の階に足音が相当響きますね。
対策をしてても足音を防ぐのは難しいです…
下の階からしたら怒りをぶつけるという意味で天井をつついてしまうということも。
かく言う私も怒りをぶつける&音が聞こえている、というのを伝えるために天井をつついたことがあります←
上の階の住人もどの音が下の階に響いているのかわからないですしね。
自転車をパンク
●分譲マンション。子供は未就学児が2人。
毎日ケンカや歌を歌ったりと騒がしい6歳と3歳子供。注意しても余計うるさくなっちゃう。
いつものように部屋で騒いでいたら、上の階から「うるさい」と床をバンバン叩かれてしまいました。
子供たちもビックリして静かになるが、毎回叩かれるのでストレスに。
それ以降は上の階の人とマンションの通路で会っても睨まれるし、なんと自転車をパンクさせられました!
手土産を持って謝りに行っても、「手土産はいらない!こんなうるさい人は初めて!!」と怒鳴られてしまう。
上の階からも朝からドタバタと足音が聞こえるからお互いさまでは?
本当は今すぐにでも引っ越したいですが、子供の幼稚園や学校関係があるためできず…
下の階からではなく、上の階からの嫌がらせもあるんですね。
やはりマンションだからある程度はお互い様という気持ちが大切。
子供が未就学児だと幼稚園や学校が変わってしまうため、引っ越したくても簡単に引っ越せないですよね。
教育の仕方を否定
●コンクリート構造のマンション。1歳半の子供1人。
コンクリート構造のマンションに引っ越して数週間が経過したころ、階下から苦情の手紙が。
内容は、子供の足音が響くので走り回らせないようにしてほしいとのこと。
すぐに菓子折りを持って謝りに行きました。
その場ではわかってもらえましたが、すぐに2度目の苦情の手紙がきてしまい…。
「子供の足音について気をつけるようにするって言ってたのに、いつになったら実践してくれるのか!」
「朝も騒音で目が覚めてしまう!」
「寝不足と子供の足音でストレスがたまり通院することになってしまった!」
「今後騒音が続くようでは通院代を請求させてもらう!」
「非常識にもほどがあり、あなたの教育の仕方がおかしいのでは?!」
・・・などなど。
子供の足音だけでなく、私の教育の仕方まで否定する苦情がくるとは。
子供にも注意しているが、1歳半の子供に注意したところで素直に聞いてはくれないので難しいですし…
防音カーペットとラグで防音対策もしています。
ですが、まさか教育について否定されるとは思わずショックとともに怒りも覚えます。
通院費の請求や教育の仕方まで苦情がくるトラブル例も!
言う側も相当ストレスが溜まっているようですが、私も同じように「教育の仕方がおかしい」なんて言われたらショックですよ!
1歳半だとまだまだ親の注意なんて聞いてくれませんし難しいですね。
身に覚えのない嫌がらせ
●マンションに住む主婦。
若い夫婦と1歳ほどの子供が引っ越してきて、しばらくしてドタバタ走っている音や「ドンッ!」と飛び降りているような音が。
専業主婦のため、日中はずっと家にいるので一日中聞かされてストレスに。
あまりにもひどいので一度手紙で注意をしたのですが、かえって子供の足音がひどくなってしまいました。
その後、上の階の夫と私の夫が口論になる始末に。
結局上の階は引っ越しして出ていき、しばらくは安穏と過ごせていました。
ただ少し経ってからまた別の家族が入居。
小さい子供が2人いる家族でマンション内で会うたびに、「下に子供の足音が響いていないか」「迷惑をかけてないか」常に低姿勢で謝ってきてくれました。
何度も会ううちに仲良くなり、話の流れで前の住民とのトラブルの話に。
どうやら前の住民から「下の階は子供の足音に対してクレームを何度も言ってくる!私たちも追い出されてしまった!」と聞かされていたそうです。
最後は子供の足音に悩まされる側のトラブル例。
防音対策も大変ですが、一日中足音を聞かされてたら辛いですね。
最終的には上の階の住人が変わって多少マシになっているよう。
でもまさか身に覚えのない嫌がらせをしていたなんて!
子供の足音でトラブルになる前にやること
実際にあった子供の足音でのトラブルをご紹介しましたが、できれば自分もトラブルに巻き込まれたくないですよね。
そこで、トラブルになる前にやっておくべき対策をご紹介。
上下階・隣の部屋との人間関係
まずは、上下階・隣の部屋との人間関係を良好にする。
よく知っている住人の音と、全く知らない住人が出す音では不快感に違いがでるからです。
子供の足音の対策として防音マットを敷いている家庭は多いですよね。
でも上下階や隣の部屋との人間関係はどうでしょう。
共用の廊下などですれ違ったときに軽く挨拶する程度という人が多いのでは。
私も隣の部屋との関係はすれ違ったときに挨拶するだけでした。
たまたまマンション内で隣の部屋の子供(孫?)と話す機会があったので話してみたら、意外としっかりしている子でびっくり。
小学校低学年くらいの子でしたが、挨拶もきちんとできていましたよ。
話してからはちょっとドタドタと響いていても、「家の中だと落ち着かなくて騒いじゃうのかな」と思えるようになりました。
まあ、相変わらず足音はうるさく感じますがね(汗
でも明らかに不快感は減りましたよ♪
人間関係が良好になったからといって、子供の足音が聞こえなくなったということにはなりません。
ただ、上下階や隣の部屋の人と積極的に接して関係を良くすることで、音の不快感がだいぶ軽減されますよ。
防音マットは「厚さ」と「重さ」があるモノを
対策として防音マットを敷くことは必須ですが、購入する前に「厚さ」と「重さ」をチェックしましょう。
子供の足音は音だけでなく、振動として階下や隣の部屋へと響いてしまいます。
厚さはあっても重さがない分、振動が伝わってしまい防音の効果も半減。
実は防音マットでよく使われるジョイントマットも厚みはありますが、重さはなく軽いので防音効果が十分ではありません。
よちよち歩きの赤ちゃんの場合はジョイントマットでも大丈夫。
でも成長して子供が走り回るようになってくると、振動が伝わってしまいます。
子供が成長したらジョイントマットから別の防音マットへと交換したほうがいいですよ。
「厚さ」と「重さ」がある防音マットを選び、事前にしっかりと防音対策を行いましょう。
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最後に
集合住宅ではトラブルになる前に対策することがポイント。
- 上階・隣の部屋との人間関係を良好にする
- 防音マットを「厚さ」と「重さ」があるモノを選ぶ
上記の2つだけを実行するだけでもトラブル回避へと繋がりますよ。
一度クレームがきた場合は2度目のクレームがくる確率はかなり高いです。
防音対策には手を抜かずしっかりと行ってくださいね。